電気代②
ご訪問ありがとうございます!
本日は、前回からの続き、「小さいことからコツコツと!」です。
今年は円安、世界情勢等、色んな要素が重なり、全てのものが「値上がりした?」
と感じるくらい色んな物が「値上がり」しました。
原材料はもちろん、漏れなく「電気代」も「値上がり」した訳で・・・。
工場や製造業を運営する上で毎月の経費として多くを占めるのが、「電気代」です。
「電気代」の中でも、一番電気使用量が多いのは「空調」になります。
春先の電気代の「値上がり」に、前回お話した記録的な暑さによる「空調」の
フルパワー稼働がプラスされた訳ですから、必然的に「電気代」は爆上がりです。
電気の基本料金は、1日の中でも最も使用電力が多かった30分間の最大値で
決定されますので、
「電気代」で一番使用量が多い「空調」の使用量を「少なくする」事が、
「電気代」コストを抑える=製造原価を抑える、ことになります。
まずは、もちろんの事ですが、「節電」。
工場内は無駄な「空調」を使わないで良い様に、作業スペースも考慮してレイアウト
されていますが、「節電」にも限度というか、言葉自体が苦しい感じがします。
「何か他に出来ないか?」色々と試行錯誤するなか、
「屋外に設置してある室外機を冷やしてみよう!」という案が出てきました。
室外機にカバーをかける事や、影になるスペースに設置する、等は有効だと
承知していましたが、今回、室外機にホースで水をかけ、室外機を一気に冷やしてみる
事にしたのです。
すると・・・
「なんということでしょう!」(大改造!!劇的ビフォーアフター風に読んでください)
電気出力が下がったではありませんか!
「これ、ありでは?!」
となった私たちは更に1時間おきに水をかける検証も行いました。
電気出力は継続して下がっていて、良い感じです。
「ナイスアイディア!採用!」と相成った訳ですが、毎日誰かが一人、水かけ当番と
なるわけにはいけません。
改善策は続きます。
最終的に、(写真を参照ください)室外機にミストシャワーを設置してみました。
ミストシャワーなら水量も少なくてすみますし、経済的です。
冷却のタイミングも、効果もてきめんで、設置後は電気代の莫大な高騰をさける事が
出来ました。
この夏の改善策の一例をお知らせしましたが、このように、
【ハタノ綜合印刷の3つの目標】のひとつ
《クリーンな工場を目指し、高い品質の製品を提供し続ける企業となる》
を達成するべく、常に色んなアイディアや改善策、新しい取り組みをもって、
製品づくりにも取り組んでおります。
これからも100年企業を目指して、「小さいことからコツコツと!」を積み重ねていく。
そんな企業であり続けたいと思っています。
次回、「CSR活動について」